2023年6月28日
レリックでは、家財整理(生前整理・遺品整理・空き家整理・相続支援整理)をサービスとして、お困りの方のサポートを行っておりますが、各地でセミナー・講演会等も行わせて頂き、生前整理と相続対策の重要性についてお話させて頂いております。
今回は、超高齢者かにおける、生前整理の重要性と、相続対策との関係性について書かせて頂きます。
背景には、近年、世界的に人口の高齢化が進んでおり、超高齢社会が現実のものとなっています。
このような社会状況において、生前整理という概念に注目する必要があります。
生前整理とは、自分が健康なうちに自らの遺品や遺志を整理し、自分の人生や終末期を有意義に過ごすための準備を行うことで、超高齢社会における生前整理の重要性について、少しでもご理解いただけたらと思います。
1. 自分の思いや希望を反映させる
生前整理は、不要になったものを片付けるだけではなく、自分自身の思いや、希望を反映させる貴重な整理機会です。
例えば、遺言書や医療指示書を作成することで、自分の財産や医療処置に関する意思を明確にすることができ、これにより、家族や関係者が遺されたときに迷いや論争を生じる可能性を軽減し、円満な手続きを進めることができます。
2. 負担を軽減する
高齢になると、身の回りの物や書類が増えてくることが多いです。
生活環境の変化に沿って、お部屋の中にある家具などの移動や撤去、多くの書類を見やすくわかりやすく整理することも大切な生前整理です。
生前整理を行うことで、不要な物品や整理が必要な書類を整理することができ、これにより、自分自身や家族が負担を軽減し、快適な生活を送ることができます。
3. 家族や関係者への思いやり
生前整理は、自分の死後に残される家族や関係者への思いやりを示す行為でもあります。
遺品整理や遺産相続手続きは、遺された人々にとって大きな負担となることがあります。
しかし、生前整理をきちんと行い、想いを仕分けしておくことで、家族や関係者が迷うことなく手続きを進めることができ、心理的な負担を軽減することができます。
4. 自己肯定感と終末期の準備
生前整理を行うことは、自己肯定感を高める手段でもあります。
自分の人生を振り返り、整理することで、自分自身に対する認識や満足感を得ることができます。
また、人間は誰しも死を迎えますが、終末期の準備として、認知症になってからでは何も仕分け・整理を行うことや、物事を決定することは困難である為に、自分の意思や希望を整理することは、心の安定や平穏な最期を迎えるためにはとても重要です。
相続対策と生前整理の関係性について
相続対策と生前整理は密接な関係を持っています。
生前整理は、自分の財産や遺産に関する準備を整えることを含んでいます。
これにより、相続における問題や紛争を未然に防ぐこともできます。
預貯金や不動産のみが相続財産ではなく、想いやお家の中にあるモノも、大切な相続財産になります。
以下に相続対策と生前整理の関係性について詳しく説明します。
1. 遺言書の作成
生前整理の一環として、遺言書を作成することが重要で、多くの終活セミナーなどで認知されていることと思います。
遺言書は、自分の財産や遺産の分配方法を、相続人等に対して明確にするための文書です。
遺言書を作成することで、自分の意思を明確にし、家族や関係者に対して遺産分配のガイドラインを提供することができます。
これにより、相続における紛争やトラブルを予防することができます。
2. 財務管理と整理
生前整理は、自分の財務管理と整理にも関わります。
これには、銀行口座や投資口座の整理、不動産や保険の管理、債務整理などが含まれ、生前整理によって、自分の財務状況を整理し、将来の相続手続きをスムーズに進めることができます。
また、負債や未整理の財務状況が残っている場合には、相続時に家族や相続人に負担をかけることを避けることができます。
3. 遺産相続税の軽減
生前整理は、遺産相続税の軽減にも役立ちます。
遺産相続税は、相続人が相続財産を受け取る際に課税される税金で、生前整理によって、遺産の分散や寄付、節税策の計画を立てることができます。
これにより、相続財産にかかる税金を軽減することができます。
まとめ
超高齢社会においては、生前整理は重要な準備の一環となります。
自分の思いや希望を反映させることや、家族や関係者への思いやりを示すことができます。
また、自己肯定感を高めることや終末期の準備を整えることもできます。
生前整理は、誰しもが、より豊かで有意義な人生を送るための一歩になります。
将来に備えるために、元気なうちから!今から始めてみましょう!
相続対策と生前整理は、相続時のスムーズな手続きと問題の未然防止に役立つ重要な要素です。
遺言書の作成や財務の整理、遺産相続税の軽減など、生前整理を通じて自分自身や家族の将来を保護することができます。
適切な相続対策と生前整理を行うことで、大切な財産や遺産を円滑に相続させることができるので、専門家の助言を仰ぎながら、早めに対策を始めてみましょう。
共に、形あるものや想いといった形のないものも、全て元気なうちから対策を行っていかないと、皆さんの想いが尊重されないまま、遺品整理や相続手続きが始まってしまいます。
しかし、元気なうちからといっても、何から手を付ければいいのかが分からない方も多いと思います。
レリックとしては、物の整理と仕分けに対しての生前対策のプロです。
その様にしていきたいのかの想いを聞きながら、最善な方法でご提案をさせて頂きます。
その上で、専門家が必要な部分は、相続に強いプロをご紹介させて頂く事も可能です。