メ~テレUPに取材頂きました。
「人生の跡片付け、大忙し 遺品整理代行業」
(キャスター)ご高齢の方を親に持つ高世代の方にも是非ともご覧いただきたい内容です。
では、どうぞ。
(N)「人生の跡片付け、大忙し 遺品整理代行業」
(神野)これは、18金ぽいですね!
(N)高齢化社会が進む中で、増える孤独死…
姉妹からの依頼は、一人くらしをしていた、母親の遺品整理…
(長女)全然はかどらない…
(次女)毎週来るのが気が重くて…
(N)そして最近増えている依頼とは?
(神野)生前の想い出整理ですね!
(N)生きているうちに自分自身の想い出を整理していく。
その事情とは?
年間500件もの依頼が寄せられるという、こちらの遺品整理業者…
この日の現場に到着すると、自ら鍵を開けて家の中へ…
実は、今回のご依頼は、ある福祉施設からだ。
この家に一人で暮らす60代の女性が施設へ入所することになった。
家族もいるが、複雑な事情によって施設が代わりに依頼をしたのだった。
さらに最近、こういった遺族以外が依頼人になる、こんなケースがあったという…。
(神野)孤独死してしまった現場だったんですけど、依頼者様は大家さんであった。
身内の方はいたんですけれども、全相続放棄というところで、遺された遺品や財産もそ
うなんですけれども、故人様のご遺体自身も放棄というところで、一番心がつらかった
現場ですね。
(N)東海市に拠点をかまえるこちらの会社。
現在5人のスタッフが所属し、東海地方の各地で遺品整理を行っている。
会社の倉庫には、廃棄する遺品を供養するための祭壇を設置。
スタッフが正装で立ち合い、供養を行うのが習わしだ。
(N)午前8時。
この日の現場は名古屋市内の住宅街にある一軒屋。
(レリックスタッフ)失礼致します。
(N)家の中には、2人の女性が待っていた。
今回の依頼は、この家で40年以上暮らしていた、こちらの姉妹の母親の遺品整理。
夫に先立たれ、一人暮らしをしていた70代の母親は、心筋梗塞で2か月前に亡くな
ったという。
既に嫁いでいる姉妹はなかなか来ることが出来ない。
(長女)家族で毎週末来て整頓していたんですけど、全然はかどらない…
(次女)毎週来るのが気が重くて…
私もうダメ…思い出したら…
(長女)あー。そうなんだ…
(N)急に泣き出してしまった妹さん。
今も家財道具が遺されたままの家。
まだ、母親の想い出が強く残っているのだ。
(神野)作業の方に入らせて頂きます。
(長女)はい。お願いします。
(N)大量の段ボールを用意し作業開始。
形見となる貴重品や思い出の品などを探しながら、遺品を仕分けていく。
(神野)水道の明細とかは?
(長女)もう、捨てちゃっていいです。
(N)他人にはゴミに見えるものでも、遺族にとっては全てが想い出…
紙切れ一枚でも安易に扱うことはできない。
洋服を廃棄するときは、必ずポケットの中を確認。
綺麗に整理されていた衣装ケースも蓋を開けて中身を取り出す徹底ぶり。
貴重品をを見落とさない様に、あらゆる場所に目を光らせているのだ!
(N)そして書類が入っていた小さな箱を整理していると…
(神野)これは、18金ぽいですね!
(N)中から4つもの指輪が出てきた。
(次女)あー。これは昔、母親がはめていたんですよ!よく!
(神野)この中から出てきたんです!(フイルムケース内)
(次女)あっ!こういう所になんか入れてましたね!
フイルムケースに結構いろいろ入れていたんで。
「捨てているところだった…」
(N)遺品整理のプロだからこそ、こうした思いがけない形見の品を見逃さない…
着々と整理されていく大量の遺品。
そして最後に残るのが、大きな家具。
(長女)おばさんいる?これ!
(故人の義理の姉)もったいないわね!捨てちゃうのは。
(長女)でも車に乗らんよねぇ!
(N)立ち会っていた故人の義理の姉は椅子と机を自分で引き取りたいと考えていた。
(故人の義理の姉)椅子だけはだめかなぁと思って…
(神野)椅子だけでも大丈夫です。
(N)遺品を廃棄したくないという気持ちは、神野社長も同じだ!
あとで自宅まで特別に運ぶことになった。
午後4時!
(長女)きれいねぇ!
(長女)こんなにきれいになるものですかね!
(N)2ヶ月越しの遺品整理が、約7時間で終了!
料金はおよそ30万円。
荷物だらけの部屋が、すっかり整理され、貴重品や想い出の品など、大切な物だけを残す
ことが出来た。
(長女)やってもらって本当に良かったです。
(次女)気持ちの面で一緒に整理してもらった感じですね!
(神野)失礼いたします!有難うございました!
(姉妹)有難うございました!
(神野)あれだけ多くのものをまた使って頂ける!
故人様も喜ばれる姿であるのかなと…
(N)少子高齢化が進む中、依頼が増え続ける遺品整理!
その現場からは、現代社会の様々な事情が見えてくる…。