不完全な消臭作業がトラブルの原因
特殊清掃での多くのトラブルは、消臭しきれていないケースが多く発生しております。賃貸物件に限らず、臭いを取りきらないと原状回復として受け付けない管理会社様がほとんどであります。依頼した業者の施工で完全に消臭できるのかを、見積もり段階で確認していかなければいけません。
アフターサービスはしっかりしているか?
また、見積もり段階で「消臭に○日かかります。」と、見積もり担当者に言われ、施工後に取り切れていない場合のアフターサービスがどうなっているのかの確認も大変重要となります。
特殊清掃での消臭作業では、単に能力の高い消臭機を稼働させるだけでは、効果はありません。汚れてしまっている個所の徹底的な清掃が必ず必要です。
知識のない業者による清掃がトラブルの原因
床上でお亡くなりになられ、死後日数が経過していると、床下にまで血液・体液が流れ込み、知識のない業者の施工の場合、内部まで清掃を行うことなく表面上のみの清掃で、悪臭の根源となる血液・体液を除去しきれておらず、後日臭いが戻ってきてしまうトラブルが発生しております。
十分な知識と技術ある業者かホームページの作業事例で確認!
また、その際には害虫も再発生してしまい、特殊清掃事態のやり直しとなり、無駄な費用を負担することとなります。
こういったトラブルを回避する為に、突然のことで混乱されている中ですが、しっかりと特殊清掃業者のホームページの作業実績やアフターサービスをしっかり確認して頂くことが、後のトラブル回避の方法となります。
いい加減な見積もりがトラブルの原因
レリックでは、特殊清掃の方法・消臭日数・解体含め、現場をしっかり確認してお見積りを提示させて頂きます。
また、見積り担当より「消臭に○日かかります。」と、お伝えさせて頂き、施工後に残臭による追加消臭が発生した場合は、無料でご納得いただくまで消臭させて頂きます。
※イメージ臭による、残臭が予測される場合は、臭いを数値化してお引渡しさせて頂く場合もあります。
どのようなケースで追加費用が発生するか確認!
床面でお亡くなりになられていた現場では、どこまで血液・体液が流れ込んでしまっているのか、表面ではわかりませんが、お部屋の構造を確認して、段階を踏んだ施工方法やお見積りを提示させて頂きます。
お見積りを提示させて頂き、契約となりましたら、見積り時のお打合せにない作業が発生しない限り、料金の変動はありません。専門会社としてのプライドを持ち、ご遺族様の為にアフターサービス含めしっかり対応させて頂きます。
賃貸物件管理会社様・大家様へ
管理物件にて孤独死・自殺などが発生してしまい、相続人がいた場合でも万が一相続放棄をされてしまった場合、遺された遺品整理や特殊清掃作業費をご負担しなければならなくなってしまいます。
この様な場合、管理会社様・大家様は少しでも費用を抑える為に、リフォームのみで修繕してしまうケースや、特殊清掃業者へも完全消臭する為に必要な清掃を全て行うことなく、リフォームしてしまうケースが少なくありません。
しかし、孤独死や自殺が発生してしまい、発見までに日数が経過し室内に血液・体液が流れ出てしまい、死臭が充満してしまっている場合、リフォームだけでは死臭を除去することは不可能であります。
臭いの元となる血液・体液を様々な薬剤を使用して清掃していかなければ、どれだけ高性能なオゾン脱臭器を使用しても、死臭を取り除くことはできません。
更には、費用を抑える為に、簡単な特殊清掃後に空室期間を半年から1年おき、換気することで消臭することを選ばれる管理会社様・大家様も少なくありません。
レリックは様々な特殊清掃現場にて、必要な清掃作業・部分解体についてどのような作業を行い、かかる費用についても全て事前にお見積りにてご説明させて頂きます。
【 特殊清掃作業例 】
※特殊清掃
特殊清掃作業費:60,000円
除菌・消臭剤噴霧(塗布):15,000円
壁紙撤去費:25,000円
フローリング撤去:50,000円
汚物撤去費:30,000円
オゾン脱臭2日間:50,000円(25,000円/日)
合計金額:230,000円
※修繕費
リフォーム費用:500,000円
合計金額:500,000円
トータル:730,000円
おおよそ、上記の金額がかかってきます。(間取り・室内の状況によって変動します。)
しかし、特殊清掃費用を抑える為に、フローリングを剥がすことをやめたり、除菌・消臭剤の使用をやめたりと、少しでも費用を抑えて、空室期間を設けて換気されることを選ばれた場合、結果として膨大な費用をかけてしまうこととなりかねません。
一時的に死臭がなくなったと感じても、元となる血液体液が清掃されていない場合、湿気を含んだりして、臭いは戻ってしまいます。
更に、しっかりとした特殊清掃を行わず、リフォームしてしまった場合、臭いが戻ってしまった場合に、せっかく費用をかけてリフォームした場所も、再度解体となります。
上記の例で行くと、リフォーム費用の500,000円が無駄な支出となってしまいます。
また、空室期間の家賃収入の事も考えると、仮に家賃50,000円を半年(6か月)空室にした場合、300,000円の収入がない事になります。
この時点で、リフォーム費用の500,000と家賃収入の300,000円、合計800,000円がマイナスとなってしまいます。
管理会社A社は、しっかりとした特殊清掃(完全消臭)後にリフォームされて、2か月後には物件入居者の再募集開始、1か月後に入居者決定
管理会社B社は、特殊清掃費を抑える為に壁紙撤去・フローリング撤去作業をカットし、半年間空室換気を行い、リフォームされて2か月後に物件入居者の再募集開始、1か月後に入居者決定
A社とB社のどちらの選択が良いのか?
特殊清掃作業例を基に数字で見てみると、以下の様になります。
【A社】
特殊清掃費:230,000円+リフォーム費用:500,000円+空室家賃(3ヶ月):150,000円
=880,000円
【B社】
特殊清掃費:155,000円+リフォーム費用:500,000円+空室家賃(9ヶ月):450,000円
=1,105,000円
死臭が戻ってしまい再度特殊清掃を行った場合
カットした作業費75,000円+オゾン脱臭1日25,000円=100,000円
再リフォーム費300,000円(追加費用合計=400,000円)
総合計費用=1,505,000円
それぞれに掛かる費用は、A社の方が一見高く見えますが、空室期間の家賃収入や再リフォームの事も考えると、A社の選択が最善の方法となります。
トラブル回避の為にも、特殊清掃業者がどのような施工で、必要な作業を行わない場合のリスクなどもしっかりと確認することが、とても重要なこととなります。
費用を抑えることは、しっかりとした特殊清掃業者であれば、管理会社様・大家様の想いにも寄り添い、最善な方法で提案してくれます。
もし、特殊清掃業者が曖昧なことを言ったり、見積担当者が質問に対して即答できないような業者であった場合は、そもそも依頼をすることを避けた方が良い事になります。
経験のない特殊清掃業者であっても、各社のホームページ上では、どの様な事も掲載できます。
実際に、見積担当者へ質問・確認をしっかり行うことが、後のトラブルを回避するためにとても必要となります。
レリックでは、どの様な状況のお部屋であっても、しっかり状況確認を行い、最善の方法でご提案させていただきます。
修繕・リフォーム業者との連携
孤独死・自殺等が発生してしまった物件にて、管理会社様指定の修繕・リフォーム業者様が入られているケースも少なくありません。
しかし、特殊清掃専門会社として、指定の業者様であっても、事後のトラブル回避の為に、連携をとる必要があります。
もちろん、最小限の修繕で抑える為でもありますが、レリックでは、ご遺族様・大家様・リフォーム業者様 それぞれの立場になって、最善の方法で原状回復していく為に、サポートを欠かすことはありません。
指定業者様が修繕される場合は許可を得て、解体時に立会いをします。
その上で、更なる特殊清掃が必要なのかを判断していきます。
全ての方の「想い」を大切に適格な対応をさせて頂きます。